金沢屋加盟検討材料

加盟検討の方へ。フランチャイズ契約するその前に判断材料としてお役立ていただきたいです。

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加盟を検討されている方へ

材料①へ

加盟をお考えの皆さん。

折角、この被害者の会HPにたどり着きながら、私たちに直接、問い合わせることなく、「訴訟されているようですが、大丈夫なんですか?」と何故か本部の担当者にだけ尋ねる方がおられます。

本部の担当者は当然ながら「大丈夫です。」としか言いません。本部の担当者を信用して加盟してしまい、開業した後に「やはり被害者の会が言っている事が正しいようです。騙されました。力を貸してください。」そういう相談が増えています。

このHPにたどり着きながら、それでも「自分は大丈夫!本部を信じている!」という方の加盟を無理に引き止めるつもりは毛頭ありません。

私たちは、加盟前の「虚偽の説明」による勧誘を問題にしています。事実を知りながら加盟しようとする人と私たちは一線を画します。私たちはこれ以上被害者を出さないために活動をしてきましたが、「もっと具体的な指摘が欲しかった」という意見が有るのも事実です。
そこで、これから数回にわたり、加盟を検討されている方に対して具体的な判断材料を提示していこうと思います。

これらは現役加盟店に対しての不利益を考慮し、永らく伏せて来た物もあります。
私も「加盟する時に知っていればなあ」という内容を。

今までも、そしてこの記事も、書いているのは、訴訟団「粕谷」です。
相談者に良く言われるのが「HP上だととても硬い印象で、事前に相談できなかった。話してみると砕けた人で驚いた。」そんな言葉が多いです。

言いたい事も、書きたい事も沢山あるし、フレンドリーに書きたいと思う事もあります。でも、対外的に公表しているHPですし、代表者として気を遣って文章を書いています、って事です。

私は、相談者には出来るだけ親身に話を聞き、適切なアドバイスを行っています。
但し、「本気で助けて下さい」という人と「真実を知りたい」という人だけです。
助言や、するべき行動を取らない、取れない人、全ての人を助けられるような聖人ではありません。

これから書く事も自分で加盟検討の材料として、「自分で行動して」初めて判断材料となる物です。前置きが長くなりました。これからはもう少し分かりやすい語りかけを心がけます。加盟検討者は特に良く読んでください。

「中小小売商業振興法」

加盟検討材料①

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「中小小売商業振興法」をご存知ですか。

私は知りませんでした。金沢屋は「小売業」です。お客様に襖の張替を提供する上で「襖紙」を販売しています。FC加盟店に対してもそうです。自社で材料を販売しているので「小売業」に該当します。
裁判では何故か「小売業ではない」と反論していますが、小売業である証拠は多数存在します。甲号証3でも、金沢屋の業態は「小売り」であると記載があります。

「中小小売振興業法」とは、法定開示書面の事前提示を義務としています。この中には加盟説明で重要な「脱退店舗数」「訴訟案件の数」などの開示を義務化しています。
実際、初期に加盟した店舗はこの「法定開示書面」を提示されていました。とは言っても加盟説明時点ではなく、数十店舗しか加盟していなかった時点の物で「脱退店舗は無いでしょ。訴訟も起きていないでしょ」と説明していました。

独立開業を目指すサラリーマンがいきなり聞いても良くわかりませんが、「ああ、安心できるな」という材料になります。この時、「おかしいなあ?もうすぐ200店舗になるとか言っていたのに店舗数が30とか書いてある?」と思ったりもしますが、「まだ更新されていなくて、新しい数字が載ってないんだよね。加盟店が急激に増えすぎちゃって」とか当時は言われました。

それが、ここ数年見せなくなっています。それはなぜでしょうか?
脱退店舗数がわかる。訴訟件数がわかる。加盟検討者にはとても大切な判断材料ですが、加盟させたい側としては「とても見せられない物」になったからです。
5年前は見せていたのに(古いデータだけど)。今は見せられない。

理由は「小売業ではないから!」とういのです。5年前は小売業だったのに、今は違うの?何か変わったのでしょうか。

たとえ「小売業ではない」と主張してきたとしても、求めに応じて開示することは出来るのですよ。
加盟検討者はこの書類を開示してもらいましょう。加盟検討の重要な要素になります。
「見せられない」と頑なになるならば、その理由を良く考えましょう。

なぜ前は加盟検討者に見せていたのに見せなくなったのか。

加盟するかどうかに関する重要な情報を隠されて契約していませんか。よく考えてみましょう。

襖を作る事は出来ない

加盟検討材料②

材料③へ

本日は技術の話。

「私は職人になれると思って加盟したのに!」と相談してくる人はとても多いです。
加盟検討者は「?」と思うかもしれません。

これは全ての加盟店に言える事ですが、「研修内容の詳細は、契約しないと教えられない!企業秘密だから」と言われた。もしくは自分の中で「職人にしてくれるんだ!」と思わせるような説明を受けたと感じて加盟しているでしょう。

検討者は本部に一つ聞いてください。
「襖を新しく作る事は出来るようになりますか?」と。
研修中に加盟者が驚く事の一つに、この「襖の新調が出来ない」という事実が告げられます。本部ですら出来ません。
対処法は「近くで作ってくれる職人を自分で探してください。」です。
驚く事に「襖屋でありながら、襖を作る事は出来ない」のです。

加盟数か月で脱退している加盟店の多くは「襖を新しく作ってください」と職人を自分で探し、お願いして回ります。帰ってくる返事は予想が付きますよね。
「お前ら出来ないならチラシいれていい加減なことするな!普通に考えて取引出来るわけないだろ!」と言われます。ここで継続を断念していく加盟店も多いです。

「一生食べていける職業です」そう言われて加盟した人も多いです。実際、加盟説明ではそのように言われますから。 答えは「張替屋」にはなれます。
実際聞いてみて下さい。「本部に新調出来る人は居ますか?いるならば見せてもらう事は可能ですか?」
研修してくれる人、果たして部材の名前、尺などを理解しているのでしょうか。

以前、「襖の新調を頼める大きな会社と契約」し、加盟店に使わせていた時期がありました。
今は使えません。それはなぜでしょうか?その会社は今でも「職人」からの注文は受け付けていますよ。なぜ金沢屋からの仕事は受けてくれなくなったのでしょう?

あなたは「襖の新調が自分で出来ない職人」を目指していますか?

契約内容の確認を

加盟検討材料③

材料④へ

今回は契約書。
皆さんはこれから幾らの契約を結びますか? 契約書とは、FC店舗と本部との対等、もしくは若干本部に有利な内容かな?たとえ本部有利な内容でも、加盟後は脱退店舗もほとんどないと言っているし、加盟後はほとんどの店舗が順調だと言っているし、自分はやる気があるし、大丈夫だろう。そう考えます。 契約には「最初に支払うお金」以外の所に危険が潜んでいます。

まずは「2年しばり」。2年以内に脱退した場合、残りのロイヤリティを全額支払え。という文言があります。理由の如何に問わず。売り上げが上がらず、サポートをしてもらえなかろうが関係無しです。一年以内に脱退している店舗が幾つあるでしょう? それらの店舗は「経営不振」で辞めている所が多い。そこに本部は契約をたてに「支払い請求」を内容証明で送り付けます。時には弁護士事務所を使って「債権」として請求してきます。それは自己破産まで追い詰められえた加盟店に対しても行われました。 その後は「簡易裁判所」で裁判を起こされます。毅然と戦うと結果も付いてきますが、皆素人です。びっくりして慌てて支払ったり、弁護士さんに相談すると「弁護料金の方が高くなります」と言われたり、被害者の会に連絡してきたりと様々な対応です。

次に「競業避止」。脱退後は同種、又は類する職業を2年間行ってはいけない。違反した場合300万円を超える金額(契約時期により変動)を請求されます。契約書を良く読んでください。三等身までが競業避止に該当します。しかも、研修で教えられる事の無い「クロス張替」「リフォーム事業全般」が含まれます。
教わった事では食べていけないから、クロス職人になったり、ハウスクリーニング事業に転換したり、独自で勉強して再起を目指しても競業避止を盾に請求してきます。
同じく、理由の如何に関わらず。

契約前に何と言われましたか?「エリアが埋まってしまうから、早く押さえた方が良い」「この地域は市場としてとても良いデータがある地域です」「失敗している人は本部の言う事を聞かない人だけ。本部の言う事をちゃんと聞いてくれれば失敗はしないですよ」 では、契約書の中に「本部の言う事を聞いているにも関わらず、売り上げが上がらず脱退せざるを得ない状況になった時」という文言があるのか。 「エリアの売り上げ平均として、月に100万円は保証します」という文言があるでしょうか?「サポートをしなかったときは、責任を取ります」と書いてありますか?
ありませんね。
私たち被害者の会は常に最新版が手に入る状況です。幾度となく契約書は内容が変遷してきていますが、そのすべてが「裁判になろうが、どんな理由で脱退しようが、全てFC店舗の責任なので本部は関係ない」という方向です。

FCの契約書が全て悪であるとは言いません。中には契約前にしっかりと内容を見せ、時間を与えてくれる会社も存在します。 どうだろう、金沢屋に「契約書の内容を事前に見せてくれ」と言ってみては。
それくらいは頑張って聞いてみようよ。大事な事だからさ。
答えは「見せられません」「見せません」と言いますけどね。
今まで加盟前に相談が有った方々には「契約書を事前に見せてくれるか聞いてください。貴方が契約しても良いと思うほどいい事を言って勧誘したわけでしょう?その文言は入っている?言っていないと言われれば終わりですよ?企業が企業と契約する場合は事前に何度も契約書の素案を交わし、合意してサインするものです。貴方は自分が個人だから企業とそんな対等に契約書を交わせないと思っていますか?あなたがその契約書にサインした時点で事業者として扱われるため、消費者センターに「言っている事と違った!騙された!」と言っても「企業同士のもめごとには介入できない」と言われるのですよ?」
ほとんどの人が「そうですよね。事前に見せてもらうべきですよね」と本部に「見せてくれ」とお願いしています。ですが今まで見せたことはありません。

契約書にサインする時。ほとんどの人がそうであったように、前職を退職し、退職金をつぎ込むか、借り入れをして契約するでしょう。エリアは事前に「押さえておきます」という事で50万円とか払ってしまっている人も居ましたね。店舗として借りる所も決めていましたよね。 どの道、引き下がれない状況の中で「絶望的な契約書」を目の前にして、サインしないという選択肢があると思いますか? 頭の中は「儲かると言われた」「良いエリアを押さえられた」「準備は整った」「自分は失敗しない」そんなことでいっぱいです。 冷静な判断は出来ない。そして、「なんか・・・少しおかしい所があるなあ?」と思ってもそのままサインしてしまうのです。 仮に契約時に「これはどういう事ですか?」と聞いても「問題が無い事だが、一応記載されている」と言われたり、口頭で解釈の違いなどを話し「問題が無い」事になります。
それは後に「言っていない」事になります。

その後は数少ない勝ち組になるか。ほとんどの人と同じように「本部を訴えて裁判起こすことが出来ない」程金銭的に疲弊し脱退し、本部からの追撃で残りのロイヤリティを支払えという督促に怯えるのか、生き残りをかけて自分で切り開いた仕事に対しての「競業避止だから即時仕事を停止し、違約金〇〇〇万円を支払え」という督促を受けるのか。
その時になって「自分が契約した物が何だったのか」に気が付くのです。

納得して契約される方にはどうでも良い話です。私たちは「虚偽の勧誘は許さない」と言っているのです。今まで脱退して行った元加盟店の思いも同じです。

自分の一生がかかっています。勧誘、説明には必ず録音を。そして、契約内容の確認を。
そして、「エリアを押さえるため」という事でお金は払わない事。たとえ開業しなくても、そのお金は帰って来ませんよ。契約金など全て支払ったが、研修も受けていないし、資材も何も貰っていない状態で「事情があって開業をやめる」と言っても、一円も帰って来ませんよ。
なぜなら、「契約書にそう書いてありますから」。それが言い分です。

「契約は自動更新ですか?急に中身が変わった契約書に2年後サインしろ」なんて言われないですよね? 聞いてみましょう。
「2年後にロイヤリティの金額が上がった契約書にサインしろ」なんて言いませんよね? 聞いてみましょう。
「エリアが小さくなるなんて契約書に変わっちゃうことは無いんですよね?」 聞きましょう。
「この契約書と違う契約書を交わしている加盟店は一つもありませんよね?自分が不利益契約を結んでいるなんてこと無いですよね?」

必ず録音してください。
「」は全て相談があった事です。

契約金が安くても、それ以外契約書に記載されていないわけでは無いですよ。というお話しでした。

万全のサポートはありません

加盟検討材料④

「万全のサポート!」勧誘時に強く言われます。

具体的に何をしてくれるのでしょうか?
聞いてみてください。「売り上げ報告からのアドバイス」「作業場に赴いての技術指導」「新商品の説明」「元請けの新規開拓」「適切なチラシ配布時期のアドバイス」「お客様への接客指導や同行」何をしてくれるのでしょうか?

私たち被害者の会、元加盟店、現役加盟店のほとんどが、このすべてのサポートを受けていません。受けていないというか、受けさせることが出来ません。

 では、「万全のサポートとは何でしょうか?」やってくれる事と言えば「資材の発注」(本部にFAXする→本部で10%抜き)「チラシの発注」(本部にFAX→5%抜き)「電話で判らない技術を聞く」→(後でSVから連絡させます。)そしてそのSVは素人です。アントレの社員募集をご覧になった方は分かると思いますが、「新人、未経験者歓迎」です。過去には「経験なし、入社3か月で副社長」なんて人も居ましたね。その後SVの降格になっていますが。 研修からそうですが、何年修行した実績があり、開業から何年存続させることが出来た人が教えてくれているのでしょうか。聞いてみてください。

何処で修行したのでしょうか。
老舗の襖屋でしょうか。表具屋でしょうか。
それとも、金沢屋内部から出た事が無い人なのでしょうか。

誰がサポートしてくれる人なのか、経験は何年なのか。
大事な事ですから、しっかりと聞きましょう。

 

後はサポートと言うのか、「全国大会」があります。大会でやる事は「網戸の張替競争」や「障子の張替競争」。自腹で東京に強制的に参加させられます。
HPに「優秀店舗」として表彰されている所があります。毎年良く見ているとわかりますが、去年の優秀店舗が、翌年落選していたりします。この優秀店舗、どのように選ばれているのでしょうか?
「選ばれた本人も何故かわからない」のです。事前に決まっているのです。基準は明らかにされません。 本部にクレームを入れたり、反抗的な態度を取ると「落選」しているようです。
これは参加した人なら皆知っていますので、参加した近くの店舗で聞いてみてください。
優秀店舗。翌年には「廃業」している人も多数いらっしゃいます。 しかも襖を売りにしているにも関わらず、襖の張替はしません。 全国大会。裁判と時を同じくして始まりました。加盟説明時「全国の加盟店と情報交換が出来る」集まりがある。と言われていましたが、加盟後一回も開催されませんでした。
全国大会は裁判対策として開催されている物なので、当然中身はありません。

甲110の事例をご覧ください。
3日間の同行パック。20万円という大きな金額に見合う事を期待するのは当然の事です。実際に何をしてくれて、どのように加盟店の事を思っているかわかると思います。

金沢屋。直営店は何店舗ありますか?FC加盟店が年間何店舗減って、どれだけ増えていますか?
加盟店が存続していく事と、新規に加盟させるエリアが空く事。どちらを本部が望んでのサポートなのか。

裁判対策の全国大会。偽りのサポート。甲110で権藤が語った事こそが本部の考えるサポート精神。「加盟店がどうなろうと、どうでもいい」
良いんですよ。「金沢屋はサポートしないのがサポートなんです!」って言って勧誘するなら。でも「充実のサポート」って言うのは無理があり過ぎます。

脱サラには大変な「いばらの道」です。起業に当たり「サポートが有るから安心」という考えもあるかと思います。
しっかりとサポートしてくれるFCも存在します。

「サポートが必要ない」なら、そもそもFCに加盟する必要はありますか?